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警鐘とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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警鐘

「自然からの警鐘」などのように使う「警鐘」という言葉。

「警鐘」は、音読みで「けいしょう」と読みます。

「警鐘」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「警鐘」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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警鐘の意味

「警鐘」には次の二つの意味があります。

1急を知らせる鐘。危険な事態を知らせるために打ちならす合図の鐘。また、その鐘の音。
2(比喩的に用いられて) 警告となるもの。いましめ。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

警鐘の意味①「急を知らせる鐘。危険な事態を知らせるために打ちならす合図の鐘。また、その鐘の音。」

「警鐘」の一つ目の意味は「急を知らせる鐘。危険な事態を知らせるために打ちならす合図の鐘。また、その鐘の音。」です。

 時代劇などで火事や災害を知らせる場面で寺院にあるような釣り鐘を打つことがあり、その鐘またはその鐘の音です。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・夜はまさにきたらんとして、サン・メーリーの警鐘の音が聞こえ出した。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)

・汐子が警鐘を聞き落とした不注意による事故だろうと、最初は思われた。
(出典:皆川博子『水底の祭り』)

・もしそうであれば、警鐘を鳴らすのは、曹操軍の物見の兵であるはずだ。
(出典:陳舜臣『秘本三国志 3 (三)』)

・三十万人の兵士の召集布告のために六百の村の警鐘がうちならされた。
(出典:ユゴー/榊原晃三訳『九十三年』)

・市内でも、夜警・叫喚・警鐘・突撃などとみじめなことばかりであった。
(出典:和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (後編)』)

警鐘の意味②「(比喩的に用いられて) 警告となるもの。いましめ。」

「警鐘」の二つ目の意味は「(比喩的に用いられて) 警告となるもの。いましめ。」です。

 危険を強く訴え続けられたり、危険を自覚することです。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・感じていたと言うより意識下の意識が警鐘を鳴らして訴えたのかもしれない。
(出典:阿刀田高『幻の舟』)

・大佐の夫人は予測に反して、人類に警鐘を鳴らすことに成功したのだ。
(出典:K・H・シェール『ドイツSF/シェール初期長編(全4巻) 3 地球への追放者』)

・カチッという金属的な音が上海氏にとっては警鐘けいしょうのように耳にとどろいた。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 横溝正史 「死仮面」』)

・フィリエルも心に警鐘けいしょうを感じて、夜中に部屋を見にいったはずだった。
(出典:荻原規子『西の善き魔女2 秘密の花園』)

・あたしたちが何十年も前から警鐘を鳴らしていたでしょう。
(出典:池上永一『シャングリ・ラ 下』)

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