謝罪
「迷惑をかけてしまったので、先方に謝罪をする」などのように使う「謝罪」という言葉。
「謝罪」は、音読みで「しゃざい」と読みます。
「謝罪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「謝罪」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
謝罪の意味
「謝罪」には次の意味があります。
・罪や過ちをわびること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
悪い行いをしたことを謝り、相手に許しを請う行為を指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・心にもない嘘をいい、心の奥にあるものを口頭で否定して謝罪したのだ。
(出典:豊島与志雄『画舫』)
・中には、一度出て行つた山に謝罪して再び戻つて來るものなどもあつた。
(出典:田山花袋『帰国』)
・謝罪と和解の場を設けていれば、彼らの関係は続いていたかもしれない。
(出典:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 第6巻 ~栞子さんと巡るさだめ~』)
・暖かい命を掌に感じて、心の中で自分が殺した友に謝罪しながら泣いた。
(出典:冲方丁『マルドゥック・スクランブル The Second Combustion 燃焼』)
・世界はいままでの無関心さと冷淡さを、いまこそ彼に謝罪せずばなるまい。
(出典:アーサー・C・クラーク『渇きの海』)
類語
・陳謝(ちんしゃ)
意味:事情を述べてわびること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・詫言(わびごと)
意味:つらがって嘆く事柄。思いなやむ事柄。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・弁明(べんめい)
意味:事情などを説明してはっきりさせること。(出典:デジタル大辞泉)
・謝辞(しゃじ)
意味: お礼のことば。感謝のことば。謝詞。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・遺憾(いかん)
意味:思い通りにいかないで、心残りなこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)