諸元
「諸元を一覧にまとめる」などのように使う「諸元」という言葉。
「諸元」は、音読みで「しょげん」と読みます。
「諸元」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「諸元」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
諸元の意味
「諸元」には次の意味があります。
・機械の、寸法・重量などの諸要素。(出典:デジタル大辞泉)
「性能諸元」は「性能の諸要素」という意味です。
「諸元」は、基本的に機械類に対して使われます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・新鋭大型国産標準機の手本となる機関車の諸元を、島安次郎は次のように定めた。
(出典:橋本克彦『日本鉄道物語』)
・これらの諸元をそのまま目盛りに合せるだけで、実射できる準備である。
(出典:角田房子『甘粕大尉 ―増補改訂』)
・整備員や兵器具は、爆弾の装備や、魚雷諸元の調整で多忙を極めていた
(出典:豊田穣『ミッドウェー戦記』)
・性能諸元ではそのスーパーシルフを上まわる機は何種類も開発されていたし、いまも新機種が生み出されようとしている。
(出典:神林長平『戦闘妖精・雪風(改)』)
・まず外部からの観察により、精神諸元の予備データを得ようとした。
(出典:沼正三『家畜人ヤプー』)
類語
・仕様(しよう)
意味:機械類や建築物などの構造や内容。(出典:デジタル大辞泉)
・スペック
意味:明細事項。機械・建物などの仕様。また、仕様書。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・作り(つくり)
意味:ものをつくること。また、つくられたようす。つくりぐあい。(出典:デジタル大辞泉)
・要素(ようそ)
意味:あるものごとを成り立たせている基本的な内容や条件。(出典:デジタル大辞泉)
・内容(ないよう)
意味:物事を成り立たせているなかみ。実体。実質。(出典:デジタル大辞泉)