論破
「相手を論破する」などのように使う「論破」という言葉。
「論破」は、音読みで「ろんぱ」と読みます。
「論破」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「論破」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
論破の意味
「論破」には次の意味があります。
・ 議論をして相手の説を破ること。(出典:デジタル大辞泉)
言い争いや話し合いの場で、相手にも自説を納得させ、言い負かすことをいいます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・問題は、この考えを論破するのが、ひどく難しいということにあった。
(出典:ブリン『サンダイバー』)
・第一そんなの、わたしだったら論破して逆に言い伏せていたに違いないんだ。
(出典:奈須きのこ『空の境界 (下)』)
・相手の論破に誘われるような積極的な理論で身を固めてはいない。
(出典:小林秀雄『考えるヒント 2』)
・大胆ではあるが穴だらけの金井の企画を、正面から論破するのは避けたかった。
(出典:小林信彦『夢の砦』)
・しかしそれはすべて彼らを論破するためであった。
(出典:和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (後編)』)
類語
・言い負かす(いいまかす)
意味:言い争って相手に勝つ。(出典:デジタル大辞泉)
・反証(はんしょう)
意味: 相手の主張がうそであることを証拠によって示すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・弁駁(べんばく)
意味:他人の説を、その誤りをついて言い破ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・駁論(ばくろん)
意味:相手の論を非難し、反対意見を述べること。(出典:デジタル大辞泉)
・言い破る(いいやぶる)
意味:相手を言い負かす。(出典:デジタル大辞泉)