誤認
「誤認逮捕」などのように使う「誤認」という言葉。
「誤認」は、音読みで「ごにん」と読みます。
「誤認」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「誤認」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
誤認の意味
「誤認」には次の意味があります。
・誤ってそれと認めること。見まちがえること。(出典:デジタル大辞泉)
漢字の通り「誤って認める」という意味の二字熟語です。
「誤認逮捕」で「誤って逮捕すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・日本人であるにもかかわらず朝鮮人と誤認され殺されたケースもあった。
(出典:内田康夫『贄門島(にえもんじま)下』)
・判決は明らかに事実の誤認によるものである。
(出典:松本清張『火と汐』)
・誤認する可能性は、どちらが高いか、考えるまでもないんじゃない?
(出典:麻生俊平『ザンヤルマの剣士 第二巻』)
・あるいは味方の邀撃戦闘機を敵と誤認せるやも知れず。
(出典:吉田満,原勝洋『ドキュメント戦艦大和』)
・UFOやUMAなどにおいては、誤認であることが大半だと言ってもいい。
(出典:平坂読『ホーンテッド! 2』)
・すなわち名の誤認から物の誤認が生じた訳で、つまり瓢箪から駒が出たのである。
(出典:牧野富太郎『植物一日一題』)
・いまだに冤罪事件や誤認逮捕があとを絶たない。
(出典:内田康夫『日光殺人事件』)
・明らかに誤認射撃のとばっちりだし、それに相手はアメリカ人だ。
(出典:胡桃沢耕史『翔んでる警視正 平成篇4 ランバダに酔いしれて』)