誤差
「数値に誤差が生じる。」などのように使う「誤差」という言葉。
「誤差」は、音読みで「ごさ」と読みます。
「誤差」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「誤差」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
誤差の意味
「誤差」には次の意味があります。
・ある量の測定値と真の値との差。(出典:百科事典マイペディア)
何らかの意味をもつ数値が、本来の値からどれだけずれているのかを表すものです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そこに半時間ぐらいの誤差のあることは少しもわからないことでしょう。
(出典:横溝正史『恐ろしき四月馬鹿』)
・私としてはその誤差に対する反応を計測してみたかったというわけです。
(出典:村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 2』)
・風速によってとんぼの向きの平均誤差が減少するであろうと想像される。
(出典:寺田寅彦『三斜晶系』)
・この誤差をしたり顔に取り上げて論議される人もいるが、御苦労な話だ。
(出典:宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』)
・実験の誤差を評価してプラス・マイナスいくらという数字をつけ加える。
(出典:湯川秀樹『創造的人間』)
類語
・不一致(ふいっち)
意味:一致しないこと。ぴったりと合わないこと。そろわないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・齟齬(そご)
意味:物事がうまくかみ合わないこと。食い違うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・相違(そうい)
意味:二つの間に差があり同じでないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不整合(ふせいごう)
意味:論理的に整合しないこと。矛盾があること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ギャップ
意味:物と物との間のわずかなすきま。隔たり。溝。(出典:精選版 日本国語大辞典)