語源
「単語の語源」などのように使う「語源」という言葉。
「語源」は、音読みで「ごげん」と読みます。
「語源」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「語源」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
語源の意味
「語源」には次の意味があります。
・個々の単語の本来の形や意味。また、個々の単語の成立の由来や起源。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと、言葉の元々の意味や生まれた背景という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・日本語の辞書に、ほとんど語源が記されていないのは、そのせいである。
(出典:森本哲郎『日本語 根ほり葉ほり』)
・「むすび」ということばの語源が学問的にどうであるかはどうでもいい。
(出典:池波正太郎/佐藤隆介編『鬼平料理帳』)
・こんど一度英国人にきいてみようと思うが、まだ語源を確かめていない。
(出典:佐々淳行『東大落城 安田講堂攻防七十二時間』)
・その語源は記されていないが、男端あるいは男橋あるいは男柱の意であろうか。
(出典:駒田信二『好色の勧め』)
類語
・由来(ゆらい)
意味:物事がそれを起源とするところ。また、物事が今までたどってきた経過。(出典:デジタル大辞泉)
・成り立ち(なりたち)
意味:あるものができ上がること。また、でき上がるまでの過程や事情。(出典:デジタル大辞泉)
・所以(ゆえん)
意味:あることがらの理由になること。あることがらによっていること。また、その、よってきたるところ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・背景(はいけい)
意味:物事の背後にある事情。(出典:デジタル大辞泉)
・経緯(けいい)
意味:物事の筋道。事情。いきさつ。(出典:精選版 日本国語大辞典)