語彙
「語彙が豊富」などのように使う「語彙」という言葉。
「語彙」は、音読みで「ごい」と読みます。
「語彙」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「語彙」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
語彙の意味
「語彙」には次の意味があります。
・ある言語、ある地域・分野、ある人、ある作品など、それぞれで使われる単語の総体。(出典:デジタル大辞泉)
「語彙」を分かりやすく言うと「その人やその言語などが持っている単語の数」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・語彙が貧弱なので、怒っているということが態度からしか理解できない。
(出典:牧野修『ファントム・ケーブル』)
・歯学分野における彼女の語彙は、私の知る半年だけでも飛躍的に増えた。
(出典:森見登美彦『四畳半神話大系』)
・絶対的な語彙が少ないのだから、自分の感情を説明できないでいる。
(出典:小林めぐみ『ねこのめ 第3巻 六分儀の未来』)
・語彙も足りず、迫力も数段劣っていて、誰の目にも勝敗は明らかだった。
(出典:神吉拓郎『私生活』)
・大部分の言葉は、わたしがこれまでに習った語彙の中にはないんですもの。
(出典:ハインライン『愛に時間を1』)
類語
・ボキャブラリー
意味: 用いられている語の数。語彙。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・単語(たんご)
意味:文法上で、意味・職能を有する最小の言語単位。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・語句(ごく)
意味:語や句。また、言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・ワード
意味:言葉。単語。多く他の語と複合して用いる。(出典:デジタル大辞泉)
・俗語(ぞくご)
意味:文章語や雅語に対して、世間で日常的に用いる言葉。口語。(出典:デジタル大辞泉)