誓約
「誓約を求める」などのように使う「誓約」という言葉。
「誓約」は、音読みで「せいやく」と読みます。
「誓約」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「誓約」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
誓約の意味
「誓約」には次の意味があります。
・固く誓うこと。また、その誓い。(出典:デジタル大辞泉)
固く取り決めを交わすことを意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・モレルには、老人がこの誓約をきわめて重大視していることがわかった。
(出典:アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯』)
・二人はいっさいの誓約はせずに神前に恥じぬ交際を続けて行きましょう。
(出典:倉田百三『青春の息の痕』)
・ここへ入居する際、そのルールを遵守することを誓約させられているのだ。
(出典:片山憲太郎『紅 第1巻』)
・日本側では、つぎのような誓約書をとり出して、グラント将軍に見せた。
(出典:大宅壮一『炎は流れる3 明治と昭和の谷間』)
・二人は牧師の前に立っていましたが、誓約の式はまだの様子です。
(出典:ドイル/延原謙訳『ドイル傑作集 冒険編』)
類語
・約束(やくそく)
意味:当事者の間で取り決めること。(出典:デジタル大辞泉)
・契約(けいやく)
意味:約束すること。言いかわすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・宣誓(せんせい)
意味:多くの人の前で誓いの言葉を述べること。また、その言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・盟約(めいやく)
意味:かたく誓って約束すること。また、その約束。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・契り(ちぎり)
意味:ちぎること。約束。誓い。(出典:デジタル大辞泉)