詮索
「語源を詮索する」などのように使う「詮索」という言葉。
「詮索」は、音読みで「せんさく」と読みます。
「詮索」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「詮索」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
詮索の意味
「詮索」には次の意味があります。
・細かい点まで調べ求めること。(出典:デジタル大辞泉)
「詮索」の「詮」は「煎じ詰めたところ。結局」、「策」は「ことをうまく運ぶための手段や方法」を意味することから、「詮索」は「細かく詰めるなどの手段や方法を使って、調べて求めること」を指します。
「詮索」は、「詮索好き」という言葉がネガティブな意味合いで使われるように、あれこれと細かく詰めて調べることに対してあまり良い意味では使われません。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・詮索好きだと自分でも思うのですが、何が起こるのか見ずにいられません。(出典:ジョーンズ『ハウルの動く城01 魔法使いハウルと火の悪魔』)
・自分のことを詮索されないためには、相手のことを話題にするものよ。
(出典:大野木寛『ラーゼフォン第02巻』)
・その視線に、余計な詮索をしてしまって必要以上に圧迫を感じてしまう。
(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス11 インパクト・ガールズ』)
・みかんの頭にどんな感情があるのか、ここでぼくが詮索をしても仕方ない。
(出典:樋口有介『魔女』)
・友彦は、この点についてこれ以上深く詮索するのはやめておくことにした。
(出典:東野圭吾『白夜行』)
類語
・捜す(さがす)
意味:見つけ出そうとして方々を見たり、歩きまわったり、人に聞いたりする。尋ね求める。(出典:デジタル大辞泉)
・捜査(そうさ)
意味:捜して調べること。特に、捜査機関が犯人を発見・確保し、証拠を収集すること。また、その活動。(出典:デジタル大辞泉)
・捜索(そうさく)
意味:行方不明の人や物をさがし求めること。(出典:デジタル大辞泉)
・探検(たんけん)
意味:危険を冒して未知の地域に入り、実地に調べること。(出典:デジタル大辞泉)
・吟味(ぎんみ)
意味:物事を念入りに調べること。また、念入りに調べて選ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)