記号
「記号体系」などのように使う「記号」という言葉。
「記号」は、音読みで「きごう」と読みます。
「記号」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「記号」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
記号の意味
「記号」には次の意味があります。
・ある特定の機能や内容を、わかりやすく表現するための図形や符号などのこと。(出典:ASCII.jpデジタル用語辞典)
わかりやすく言うと「何かしらの意味を表している図形または符号」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・数学式や記号も一種の文章や言葉であることは云うまでもないのである。
(出典:戸坂潤『思想としての文学』)
・知らない記号がいくつもあるし、示されたものが何なのかもわからない。
(出典:中村航『ぐるぐるまわるすべり台』)
・ 前の紙片に書き加えられていた血液型のような記号は何を意味するのか。
(出典:甲賀三郎『血液型殺人事件』)
・近づいてみると、鼻の頭に、例の特別記号の一つ星が書きこんであった。
(出典:海野十三『暗号数字』)
・そこでは世界の生産様式は唯記号的に表現せられる、即ち数学的である。
(出典:西田幾多郎『絶対矛盾的自己同一』)
類語
・表徴(ひょうちょう)
意味:外面にあらわれたしるし。(出典:デジタル大辞泉)
・符号(ふごう)
意味:ある情報を伝えたり、ある事柄を表わしたりするためにきめられたしるし。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・表号(ひょうごう)
意味:これこれと名づけること。また、その名。(出典:デジタル大辞泉)
・暗号(あんごう)
意味:通信の内容が相手以外にわからないように、当事者の間だけで決めた記号(出典:デジタル大辞泉)