行軍
「雪中行軍」などのように使う「行軍」という言葉。
「行軍」は、音読みで「こうぐん」と読みます。
「行軍」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「行軍」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
行軍の意味
「行軍」には次の意味があります。
・軍隊が隊列を組んで長距離を行進・移動すること。学生の軍事教練などにもいった。(出典:デジタル大辞泉)
「昼夜を問わず行軍する」で 「昼も夜も休みなく軍が移動する」 という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・結局山の中での行軍に安全な場所なんてないということかもしれない。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 11 鬼物語』)
・下の方に、騎馬の兵や行軍している兵士が見えるようなことはなかった。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書3』)
・夜になって行軍すべき時がきても、大休止を命じたまま、動かなかった。
(出典:高木俊朗『全 滅』)
・ふたりがまったく対等に話し合いながら行軍していたとは考えられない。
(出典:宮部みゆき『模倣犯-下』)
・一時間ほど行軍すると、やがて粗末な小屋が集合しているところへ来た。
(出典:E・R・バローズ『失われた大陸』)
類語
・進軍(しんぐん)
意味:軍隊が前進すること。(出典:デジタル大辞泉)
・出軍(しゅつぐん)
意味:戦場に軍隊を送ること。また、軍隊に従って戦場に出ること。(出典:デジタル大辞泉)
・出征(しゅっせい)
意味:軍隊に加わって戦地に行くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・出撃(しゅつげき)
意味:敵を攻撃するために陣地・基地を出ること。(出典:デジタル大辞泉)
・出兵(しゅっぺい)
意味:戦争などに、軍隊を派遣すること。(出典:デジタル大辞泉)