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蒼天とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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蒼天

「蒼天」と書いて「そうてん」と読みます。

「蒼(あお)」と「天(てん)」を組み合わせた言葉ですが、日常で使うことはあまりありません。

日本語には普段あまり使わない言葉がたくさんあります。

この記事では「蒼天」の意味や使い方について、書籍などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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蒼天の意味

「蒼天」には3つの意味があります

1 青空。大空。蒼空。 (出典:デジタル大辞泉)
2 春の空。 (出典:デジタル大辞泉)
3 天の 造物主 。 天帝 。 (出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方は下記の通りです。

蒼天の意味①「青空。大空。蒼空。」

蒼天の一つ目の意味は「青空。大空。蒼空。」です。
「蒼天」は「青空」を指すときに使われます。

日本ではいろいろな「あお」が存在しますが、蒼天で指すのは「若々しさやさわやかさ」を感じるような空に使うことが多いようです。

使い方・例文

・あの明暦の大火の直後に見た蒼天を、再び目の当たりにしたようだった。
(出典:冲方丁『光圀伝』)

・湖をへだてて、すぐ西に、すでに白雪をかぶった大富士が蒼天にそそり立っている。
(出典:山田風太郎『信玄忍法帖』)

・予想通り、蒼天の彼方にて、無数の『何か』がチカチカッと明滅した。
(出典:吉野匠『レイン5 武闘会、開幕』)

・そこには、頭上に光輪の冠をいただいた太陽神ヘリオスが、着物を風にはためかせながら、四頭立ての馬車に乗って朝の蒼天を飛び駆けるさまが描かれていた。
(出典:シュリーマン/立川洋三訳『先史時代への情熱』)

蒼天の意味②「春の空。」

「蒼天」の2つ目の意味は「春の空」です。
「蒼天」は、「春」を表す言葉でもあるため、春の俳句などでも使われたりすることがあります。

使い方・例文

蒼天に勝凧うなり糸を張る。
(出典:第52回全国俳句大会)

蒼天の意味③「天の造物主。天帝。」

「蒼天」の3つ目の意味は「天の上にいる神」です。

使い方・例文

・業を纂ぎ基を承くる王は、 此れ尤も蒼天の与ふる所なり。
(出典:将門記)

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