菜園
「菜園を所有している」などのように使う「菜園」という言葉。
「菜園」は、音読みで「さいえん」と読みます。
「菜園」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「菜園」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
菜園の意味
「菜園」には次の意味があります。
・野菜を作る畑。野菜畑。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、「菜園」は「野菜を栽培する畑」を意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その菜園は近所の人たちがときどき彼女のために耕してやるのだった。
(出典:アーヴィング/吉田甲子太郎訳『スケッチブック』)
・菜園で手を休めた青年は、やはり私の思っていた通りの次男であった。
(出典:藤原晋爾『秋津温泉』)
・娘は喜んだ様子で、菜園から野菜類を少し取って来てそれを水につけ、火にかけた。
(出典:宍戸儀一『フランケンシュタイン』)
・その建物は菜園の端にあって、壁は結びつけられた桃や杏の木の枝で一面に覆われていた。
(出典:シュトルム/高橋義孝訳『みずうみ』)
・米以外の野菜は自家菜園で作り、肉や魚はほとんど食べなかった。
(出典:中島京子『妻が椎茸だったころ』)
類語
・畑(はたけ)
意味:野菜や穀類などを作る農耕地。水田に対して、水を入れない耕地をいう。(出典:デジタル大辞泉)
・菜圃(さいほ)
意味:野菜をつくる畑。なばたけ。菜園。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・家庭菜園(かていさいえん)
意味:庭先や小さな空き地を利用して作る野菜畑。(出典:デジタル大辞泉)
・菜畦(さいけい)
意味:野菜を植えた畑。野菜畑。菜園。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・菜畑(なばたけ)
意味:菜の類を植えた畑。また、菜の花畑。なばた。(出典:精選版 日本国語大辞典)