至急
「大至急用意してください」などのように使う「至急」という言葉。
「至急」は、音読みで「しきゅう」と読みます。
「至急」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「至急」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
至急の意味
「至急」には次の意味があります。
・非常に急ぐこと。大急ぎ。(出典:デジタル大辞泉)
「大至急用意してください」は「大急ぎで用意してください」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それに反して、障害を避けるために大至急に上昇する必要があるのです。
(出典:ヴェルヌ/江口清訳『気球旅行の五週間』)
・男の子の数がまったく足りず、クラブは都心から至急に大量輸送させた。
(出典:打海文三『裸者と裸者(下) 邪悪な許しがたい異端の』)
・安西が山から戻ったら至急連絡をくれるよう伝言を頼んで電話を切った。
(出典:横山秀夫『クライマーズ・ハイ』)
・私の家へ電話をして至急、着物を持って来てくれるように言っている。
(出典:平岩弓枝『鏨師』)
・新しい材料が現われたので、至急会って相談したいということである。
(出典:森村誠一『日蝕の断層』)
類語
・早急(そうきゅう)
意味:非常に急ぐこと。また、そのさま。至急。そうきゅう。(出典:デジタル大辞泉)
・大急ぎ(おおいそぎ)
意味:たいへん急ぐこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・急ぎ(いそぎ)
意味:急ぐこと。急いですること。急がなければならないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・緊急(きんきゅう)
意味:重大で即座に対応しなければならないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・急遽(きゅうきょ)
意味:急に物事が行われるさま。(出典:デジタル大辞泉)