至宝
「球界の至宝」などのように使う「至宝」という言葉。
「至宝」は、音読みで「しほう」と読みます。
「至宝」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「至宝」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
至宝の意味
「至宝」には次の意味があります。
・この上もなくとうとい宝。きわめて大切なもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
非常に貴重な物や、比喩的に宝のように重要な人物などを指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そしてそのほど近くに、我々魔族の至宝、魔笛も封じられていたのです。
(出典:喬林知『今日からマ王 第7巻 いつかマのつく夕暮れに!』)
・恋愛は、ことに女性にとって、その人生の至宝の、三つとはない貴重なものである。
(出典:倉田百三『女性の諸問題』)
・もちろん本物ならオランダの至宝だ。
(出典:大野木寛『ラーゼフォン第3巻』)
・中庭にいる二人の片方は、この国の至宝とまで言われる特別製のお姫様である。
(出典:枯野瑛『銀月のソルトレージュ4 扉なき仮宿』)
・このまま人類の至宝を失うわけにはいかない!
(出典:沖田雅『先輩とぼく 1』)
類語
・宝物(たからもの)
意味:宝として珍重する物品。財宝。ほうもつ。(出典:デジタル大辞泉)
・財物(ざいぶつ)
意味:金銭と品物。財貨。たから。ざいもつ。(出典:デジタル大辞泉)
・財宝(ざいほう)
意味:財産と宝物。ふつう、金・銀・珠玉・什器などをさしていう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・秘宝(ひほう)
意味:大切にして他人には見せない宝。秘蔵の宝物。(出典:デジタル大辞泉)
・宝(たから)
意味:世の中に数少なく、特に貴重なもの。宝物。財宝。また、ほかのものと取り替えることのできない、特に大切なもの。また、かけがえのない人。(出典:デジタル大辞泉)