自由貿易
「自由貿易協定」などのように使う「自由貿易」という言葉。
「自由貿易」は、音読みで「じゆうぼうえき」と読みます。
「自由貿易」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「自由貿易」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
自由貿易の意味
「自由貿易」には次の意味があります。
・国家が輸出入品の禁止・制限、関税賦課・為替管理・輸出奨励金などの規制、および保護・奨励を加えない貿易。（出典：デジタル大辞泉）
貿易を商人の自由な活動に任せることを意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自由世界の自由貿易を、アメリカはこういう意味で守ってきた。
（出典：片岡義男『日本語の外へ(下)』）
・このような議論はFTA関連の自由貿易において議論されることが多い。
・マケイン候補は自由貿易は重大で大きな影響を中国に与えると主張した。
・条約はまた、ロシア人商人とトルコ人商人の両国での自由貿易を認めた。
・つい最近も上院議員の一人は、「自動車は超・自由貿易産業だ」といった。
（出典：城山三郎『勇者は語らず』）
類語
・比較優位（ひかくゆうい）
意味：各国は外国に比べて国内で割安に生産できる財に比較優位をもち，逆に他国に比べて国内で割高につく財に比較劣位をもつといわれる。（出典：世界大百科事典第2版）
・国際分業（こくさいぶんぎょう）
意味：国と国との間の分業。（出典：デジタル大辞泉）
・貿易（ぼうえき）
意味：国際間の商品の取引。輸出と輸入の総称。（出典：デジタル大辞泉）
・交易（こうえき）
意味：互いに品物の交換や売買をすること。（出典：デジタル大辞泉）
