自由自在
「自由自在に操る」などのように使う「自由自在」という言葉。
「自由自在」は、音読みで「じゆうじざい」と読みます。
「自由自在」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「自由自在」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
自由自在の意味
「自由自在」には次の意味があります。
・思いのままにするさま。思いのままにできるさま。(出典:デジタル大辞泉)
何事にもとらわれることなく、思いのままにすることを意味します。
「自由」と「自在」はどちらも「自分の思うとおりにできること」を意味する二字熟語です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自由自在に軽々と、まるで無重力で何の支えもなく空中を飛んでいるかのようだ。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 4 ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上)』)
・先生が居なくなってからはもう僕は自由自在である。
(出典:長塚節『開業医』)
・上へ行こうとすれば上へ、横へ行こうとすれば横へと、自由自在だ。
(出典:岩本隆雄『星虫』)
・大きなものから小さなものまで自由自在に組み立てることができる。
(出典:北野勇作『人面町四丁目』)
・そこから密輸入のコカインを自由自在に手に入れているに違いありません。
(出典:夢野久作『継子』)
類語
・自由(じゆう)
意味:自分の意のままに振る舞うことができること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・自在(じざい)
意味:意のままであること。自分の思うとおりにできること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不羈(ふき)
意味:物事に束縛されないで行動が自由気ままであること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・気儘(きまま)
意味:遠慮や気がねをせずに、自分の思うままに行動すること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・思い通り(おもいどおり)
意味:思っていたとおりになること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)