自由気まま
「猫はいつでも自由気まま」などのように使う「自由気まま」という言葉。
「自由気まま」は、音読みで「じゆうきまま」と読みます。
「自由気まま」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「自由気まま」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
自由気ままの意味
「自由気まま」には次の意味があります。
・自分の思いどおりにすること。勝手気ままをすること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
自由気ままをわかりやすく言うと、他人や物事に縛られずに、思った通りにのびのびと行動するという意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あの男は何の束縛も受けず、思想も行動も自由気ままに暮らして来たのだ。
(出典:ロスタン/岩瀬孝訳『シラノ・ド・ベルジュラック』)
・そのため、自由気ままに出入りし、勝手に森へ行って遊んできたりしているのだ。
(出典:荻原規子『西の善き魔女5 闇の左手』)
・自由気ままに生きて、自分の思う人生を選ばせてくれるならば、ついていったさ。
(出典:小林めぐみ『ねこのめ 第3巻 六分儀の未来』)
・安い白ワインを飲みながら、テレビを見ながら、自由気ままに食べるのだ。
(出典:新津きよみ『女友達』)
・彼らの造庭の流儀で云うと、人間どもがどこもかしこも自由気ままに歩いてはいけないのである。
(出典:坂口安吾『風流』)
類語
・自己中心(じこちゅうしん)
意味:考え、行動の中心に自分自身を置き、他人のことを考えないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・思いのまま(おもいのまま)
意味:心に思うとおり。思う存分。(出典:デジタル大辞泉)
・移り気(うつりぎ)
意味:興味の対象をたやすく別のものに向けること。(出典:デジタル大辞泉)
・気分屋(きぶんや)
意味:その時の気分に左右されて、行動に一貫性のない人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・伸び伸び(のびのび)
意味:押さえられることもなく、ゆったりと落ち着きのあるさま。(出典:デジタル大辞泉)