自由奔放
「自由奔放に生きる」などのように使う「自由奔放」という言葉。
「自由奔放」は、音読みで「じゆうほんぽう」と読みます。
「自由奔放」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「自由奔放」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
自由奔放の意味
「自由奔放」には次の意味があります。
・世間のきまりやしきたりにとらわれないで、自分の心のままに行動すること。常軌に従わないで思いのままにふるまうこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと「まわりに左右されず、自らの望むように自由気ままに振る舞うこと」を言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私だって自分の人生をもっと自由奔放に生きてみたいと思わないでもない。
(出典:阿刀田高『ナポレオン狂』)
・熱帯植物が自由奔放に青々と密生しているこの世界ではやや異常だった。
(出典:バローズ/関口幸男訳『恐怖のペルシダー』)
・そこへもって来て、アトラクションの演出が、きわめて自由奔放となった。
(出典:横溝正史『びっくり箱殺人事件』)
・信長や秀吉の時代の自由奔放の空気は地をはらってしまった。
(出典:唐木順三『無用者の系譜』)
・その華やかな美貌を誇り、人となりといえば自由奔放といったところか。
(出典:須和雪里『小説アンジェリーク 魔女のささやき』)
類語
・融通無碍(ゆうずうむげ)
意味:考え方や行動にとらわれるところがなく、自由であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・放縦(ほうじゅう)
意味:何の規律もなく勝手にしたいことをすること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・天馬空を行く(てんばくうをゆく)
意味:天馬が空をかけるように、着想や行動などが自由奔放で、何ものにもとらわれることのないさまのたとえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・奔逸(ほんいつ)
意味:思いのままにはしること。気ままに行動すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)