自治体
「自治体が管理する」などのように使う「自治体」という言葉。
「自治体」は、音読みで「じちたい」と読みます。
「自治体」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「自治体」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
自治体の意味
「自治体」には次の意味があります。
・自治の権能を認められた公の団体。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「 自治体 」をわかりやすく言うと「公共事務の処理やサービスを提供する行政機関」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この買収交渉は個々の折衝に入る前、自治体側の協力を得た。
(出典:松本清張『陸行水行 別冊黒い画集2』)
・むしろ自治体が管理、運営するコースと言い換えたほうが正確だろう。
(出典:山際淳司『ダブルボギークラブへようこそ』)
・現在の自治体では、工業を起す事も農業を盛んにする事も出来ない。
(出典:森林太郎『鱷』)
・小さな自治体なら一年分の予算に匹敵しそうな金が、一日二日で回転していく。
(出典:篠田節子『レクイエム』)
・自治体とのパイプ役がいるのといないのとでは大変な違いです。
(出典:高杉良『生命燃ゆ』)
類語
・地方公共団体(ちほうこうきょうだんたい)
意味:地域内の住民を構成員として行政を行うために、国から与えられた自治権を行使する団体。(出典:デジタル大辞泉)
・市町村(しちょうそん)
意味:市と町と村。(出典:デジタル大辞泉)
・市制(しせい)
意味:地方公共団体としての市の制度。(出典:デジタル大辞泉)
・都政(とせい)
意味:東京都の行政。(出典:デジタル大辞泉)
・共済組合(きょうさいくみあい)
意味:同種の職業または同一の事業などに従事する者の相互扶助を目的とする団体(出典:デジタル大辞泉)