膂力
「膂力をつける」などのように使う「膂力」という言葉。
「膂力」は、音読みで「りょりょく」と読みます。
「膂力」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「膂力」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
膂力の意味
「膂力」には次の意味があります。
・ 筋肉の力。うでの力。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「膂力」とは、いわゆる「腕力」のことです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・右手を左手と同じように膂力をつけるために、常に素振りは右手でした。
(出典:峰隆一郎『人斬り弥介 第2巻 平三郎の首』)
・ただ倍速の膂力だけでは、飛んでいる蠅を両断することはできないのだ。
(出典:峰隆一郎『人斬り弥介』)
・異様ともいえる愚彊や柊の膂力は、そうやって生み出されたものだった。
(出典:三雲岳斗『カーマロカ 将門異聞』)
・その膂力は予想以上のものがあったが、ガブリエルを慌てさせるほどではなかった。
(出典:九里史生『SAO-Web-0406-第八章1』)
・とにかく腕力と膂力とだけは十分な記録があり、また記録外の証跡も残っている。
(出典:柳田国男『木綿以前の事』)
類語
・腕力(わんりょく)
意味:うでの力。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・筋力(きんりょく)
意味:筋肉の力。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・屈強(くっきょう)
意味:きわめて力が強く頑丈なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・剛力(ごうりき)
意味:力が強いこと。(出典:デジタル大辞泉)
・力強い(ちからづよい)
意味:いかにも力がありそうに見えるさま。(出典:デジタル大辞泉)