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胸中とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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胸中

「胸中をうかがう」などのように使う「胸中」という言葉。

「胸中」は、音読みで「きょうちゅう」と読みます。

「胸中」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「胸中」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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胸中の意味

「胸中」には次の意味があります。

胸のうち。心に思っていること。(出典:デジタル大辞泉)

「体の一部である胸の中」という意味もありますが、比喩的に「心の中」という意味で使うことがほとんどです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・デ・ボーアという男も胸中の思いを、すぐ口に出す性質であるようだ。
(出典:田中芳樹『タイタニア1-疾風篇』)

・おそらく父は、私の胸中のすべてを一瞬のうちに読み取ったのでしょう。
(出典:浅田次郎『壬生義士伝 下』)

・ぼくは胸中を包み隠さず打ち明けたが、例の脱出計画だけはべつだった
(出典:プレヴォ/鈴木豊訳『マノン・レスコオ』)

・そのときの竜平の胸中は察するに余りあるものがあるように思われる。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル19] 横溝正史 「悪霊島 上」』)

・これを見て一同は喜びを感じ、誰も彼も胸中に心の温まるのを覚えた。
(出典:ホメロス/呉茂一訳『オデュッセイア(下)』)

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類語

腹中(ふくちゅう)
意味:心の中。(出典:デジタル大辞泉)

心中(しんちゅう)
意味:心のうち。心の底。(出典:精選版 日本国語大辞典)

胸裏(きょうり)
意味:胸のうち。心の中。(出典:デジタル大辞泉)

腹心(ふくしん)
意味:腹と胸。また、転じて心の奥底。(出典:デジタル大辞泉)

底意(そこい)
意味:心の奥に潜む考え。したごころ。(出典:デジタル大辞泉)

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