肩書
「社長という肩書」などのように使う「肩書」という言葉。
「肩書」は、訓読みで「かたがき」と読みます。
「肩書」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「肩書」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
肩書の意味
「肩書」には次の意味があります。
・その人を特徴づける社会的な地位・称号など。(出典:デジタル大辞泉)
「肩書」はもともと「名刺などで、氏名の右肩に職名などを書き添えること」を意味する言葉ですが、転じて「その人を特徴づける地位や称号」という意味で使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・社長という肩書を忘れて編集長としてやってきたわ。
(出典:吉村達也『観音信仰殺人事件』)
・イタリア人は自分の印象で、相手に勝手な肩書をつけることがよくある。
(出典:角田房子『甘粕大尉 ―増補改訂』)
・定年までは昇進もないだろうから、肩書は今でも巡査部長のはずだった。
(出典:樋口有介『初恋よ、さよならのキスをしよう』)
・当人も話していたが、肩書が変わるだけの話にすぎないと思っているのだ。
(出典:高杉良『呪縛 金融腐蝕列島II(上)』)
・私は、この肩書で世の中に大きな顔をしようなどとは少しも考えていない。
(出典:牧野富太郎『牧野富太郎自叙伝』)
類語
・職名(しょくめい)
意味:職業・職務の名称。(出典:デジタル大辞泉)
・役職(やくしょく)
意味:役目や職務。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ポスト
意味:地位。役職。また、持ち場。部署。(出典:デジタル大辞泉)
・地位(ちい)
意味:社会やある組織の中で、人や物の占めている位置。身分や立場など。(出典:デジタル大辞泉)
・身分(みぶん)
意味:ある集団・組織における、その人の地位・資格。(出典:デジタル大辞泉)