習得
「技術を習得する」などのように使う「習得」という言葉。
「習得」は、音読みで「しゅうとく」と読みます。
「習得」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「習得」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
習得の意味
「習得」には次の意味があります。
・学問・技芸などを、習って覚えること。(出典:デジタル大辞泉)
「習得」という単語を構成する「習う」は「教わったことを繰り返し練習して身につける。(出典:デジタル大辞泉)」という意味があります。すなわち、「習得」とは分かりやすく言うと「学問・技芸などを繰り返し練習して身につける」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どの娘も結婚前に少なくとも二十個の証拠品を習得しなければならない。
(出典:マルコ・ポーロ/青木富太郎訳『東方見聞録』)
・なにも日本語や、その他の言語を完全に習得する必要はありませんから。
(出典:古橋秀之『タツモリ家の食卓 第5回 寝る子は育つ』)
・長く厳しい訓練によってしか習得することのできない特殊な呼吸法だ。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK2』)
・そして自分も唇の形や舌の動かしかたで、話をすることを習得するのです。
(出典:横溝正史『仮面劇場』)
・そしてそれを習得するには、昔から“師”が必要であると言われてきた。
(出典:松平維秋『松平維秋の仕事』)
類語
・修得(しゅうとく)
意味:学問・技芸などを学んで会得すること。(出典:デジタル大辞泉)
・学習(がくしゅう)
意味:学問・技術などをまなびならうこと。(出典:)
・習練(しゅうれん)
意味:よく練習すること。(出典:デジタル大辞泉)
・会得(えとく)
意味:物事の意味を十分理解して自分のものとすること。(出典:デジタル大辞泉)
・体得(たいとく)
意味:体験を通して知ること。理解して自分のものにすること。(出典:デジタル大辞泉)