羞恥心
「羞恥心が消えない」などのように使う「羞恥心」という言葉。
「羞恥心」は、音読みで「しゅうちしん」と読みます。
「羞恥心」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「羞恥心」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
羞恥心の意味
「羞恥心」には次の意味があります。
・恥ずかしいと感じる気持ち。(出典:大辞林 第三版)
「羞恥心が消えない」とは「恥ずかしさがなくならない」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・さっきまでの羞恥心でいっぱいの顔とは違って、どこか気の抜けた顔を。
(出典:奈須きのこ『月姫 太陽(シエル・グッドエンド)』)
・マスクは顔を隠すためではなく羞恥心を麻痺させるためのものであった。
(出典:森村誠一『虚無の道標』)
・共に、我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所爲である。
(出典:中島敦『山月記』)
・あのとき千鶴は、穴があったら入りたいほどの羞恥心に包まれたのだった。
(出典:新津きよみ『女友達』)
・しかし、今日のところは花より団子、羞恥心より空腹感が先に立つ。
(出典:阿川佐和子『走って、ころんで、さあ大変』)
類語
・恥じらい(はじらい)
意味:恥ずかしがること。(出典:デジタル大辞泉)
・廉恥心(れんちしん)
意味: 潔白・正直で、恥を知る気持。 (出典:精選版 日本国語大辞典)
・羞恥(しゅうち)
意味:恥ずかしく感じること。(出典:大辞林 第三版)
・恥(はじ)
意味:自分の欠点・失敗などを恥ずかしく思うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・含羞(がんしゅう)
意味: 恥ずかしがること。(出典:精選版 日本国語大辞典)