続出
「失敗者続出」などのように使う「続出」という言葉。
「続出」は、音読みで「ぞくしゅつ」と読みます。
「続出」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「続出」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
続出の意味
「続出」には次の意味があります。
・同じようなことがつぎつぎと出たり、起こったりすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「失敗者続出」で「失敗者が次々と出る」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・急に来客予定者からのキャンセルが続出したのである。
(出典:阿川佐和子『走って、ころんで、さあ大変』)
・これからこういう不幸な人々が続出するのであろう。
(出典:高見順『敗戦日記 〈青空文庫滞欧txt 表紙・挿絵付〉』)
・そのように深刻で愚かしい例が続出していたのである。
(出典:田中芳樹『風よ、万里を翔けよ』)
・そのころから、病人が続出して、作業の進度は目にみえておとろえた。
(出典:三浦哲郎『忍ぶ川 他』)
・普通の台風とはどこか違った妙な現象が続出した。
(出典:山下洋輔『ドバラダ門』)
類語
・続続(ぞくぞく)
意味:あとからあとからと、ひきつづいて絶えないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・脈脈(みゃくみゃく)
意味:長く続いて途絶えないさま。また、絶えず力強く感じられるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・連綿(れんめん)
意味:長く続いて絶えないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・継継、次次(つぎつぎ)
意味:後に続くこと。次から次へと続けざまであること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・相次いで(あいついで)
意味:あとに続いて。次々と。(出典:デジタル大辞泉)