絶滅
「恐竜が絶滅する」などのように使う「絶滅」という言葉。
「絶滅」は、音読みで「ぜつめつ」と読みます。
「絶滅」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「絶滅」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
絶滅の意味
「絶滅」には次の意味があります。
・ほろび絶えること。また、ほろぼし絶やすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと、「完全に存在しなくなる」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この都市が何千年も以前に絶滅した文明の残存物である可能性も大きい。
(出典:R・エイヴァリー『コンラッド消耗部隊(全4巻) 3 ゼロスの戦争ゲーム』)
・明らかに、それ以外の場所にあったものはすべて絶滅してしまったのだ。
(出典:ラリイ・ニーヴン『リングワールド・シリーズ(全4巻) 4 リングワールドの子供たち』)
・ある人はそれでは子孫ができない、人類は絶滅するというかもしれない。
(出典:倉田百三『愛と認識との出発』)
・しかも、それに正面切って注文をつけるだけの人材もまた絶滅していた。
(出典:山田風太郎『魔群の通過』)
・国際保護鳥として大事に保護されているが、やがて絶滅するかも知れぬ。
(出典:五木寛之『風に吹かれて』)
類語
・全滅(ぜんめつ)
意味:一つも残らずほろびること。また、一つも残さずほろぼすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・衰滅(すいめつ)
意味:勢いが衰えて滅びること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・壊滅(かいめつ)
意味:すっかりだめになってしまうこと。組織などが総崩れになること。(出典:デジタル大辞泉)
・滅亡(めつぼう)
意味:・ほろびること。絶えて無くなること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・根絶(こんぜつ)
意味:根本まですっかりなくしてしまうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)