絶妙
「絶妙のタイミング」などのように使う「絶妙」という言葉。
「絶妙」は、音読みで「ぜつみょう」と読みます。
「絶妙」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「絶妙」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
絶妙の意味
「絶妙」には次の意味があります。
・きわめて巧みであること。この上もなくすぐれて巧妙であること。また、そのさま。至妙。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「絶妙のタイミング」とは「きわめて巧みなタイミング」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・まさにそこへ絶妙のタイミングで、ダイアナから通信が入ったのである。
(出典:茅田砂胡『スカーレット・ウィザード 第1巻』)
・この組み合わせは誰が考えついたのかわからないが絶妙なものがあるのは確かだ。
(出典:東海林さだお『食後のライスは大盛りで』)
・絶妙の力加減で、下手をすれば折れてしまいかねないナイフを防御に使う。志貴の目と目が合う。
(出典:事務狂『fate/stay night 月姫 (TYPE-MOONクロスオーバーの最高峰、文庫5~6巻のボリューム)』)
・背中に触れてくるタオルが強すぎず弱すぎずの絶妙の力加減で心地いい。
(出典:五十嵐雄策『乃木坂春香の秘密(全16巻) 乃木坂春香の秘密 16』)
・この話を志ん生は絶妙に演じ、少しもいやらしさを感じさせなかった。
(出典:江國滋『落語手帖』)
類語
・上手(じょうず)
意味:物事にたくみなこと。その道にたくみで、すぐれていること。てぎわのよいこと。また、そのさまや人。巧者。巧手。名人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・秀逸(しゅういつ)
意味:他のものに比べてぬきんでてすぐれていること。また、そのさま。古くは、特に歌、句などの選考で最高の評価をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・絶巧(ぜっこう)
意味:きわめてたくみなこと。非常に上手なこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・見事(みごと)
意味:手ぎわなどがすぐれていること。巧みであること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・立派(りっぱ)
意味:おごそかで美しいこと、あるいは、すぐれていること。見事なこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)