終焉
「終焉を迎える」などのように使う「終焉」という言葉。
「終焉」は、音読みで「しゅうえん」と読みます。
「終焉」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「終焉」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
終焉の意味
「終焉」には次の意味があります。
・生命が終わること。死を迎えること。また、その時。臨終。最期。末期(まつご)。(出典:デジタル大辞泉)
「終焉」は、死を迎えるという意味ですが、物事の終わりを指すこともあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・とすれば、まだ事件は終焉を迎えてなどいないということなのだろうか。
(出典:竹本健治『匣の中の失楽』)
・あるのは静かに、水面を流れるよう終焉へ到達するという結果ぐらいだ。
(出典:入間人間『電波女と青春男 第4巻』)
・宇宙パイロットは、しばしば、その終焉の地を誰に知られることもない。
(出典:光瀬龍『墓碑銘二〇〇七年』)
・本来なら耳の上に跳弾ちょうだんを受け、彼の個人史は終焉をとげていたところだ。
(出典:田中芳樹『タイタニア2-暴風編』)
・この力を利用できれば、望み続けた人類の終焉を容易に実現できることに。
(出典:ベニー松山『風よ。龍に届いているか(下)』)
類語
・永眠(えいみん)
意味:死ぬことを間接的にいう語。死去。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・死歿(しぼつ)
意味:死ぬこと。死亡。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・一巻の終わり(いっかんのおわり)
意味:物事の結末がついてしまうこと。特に、死ぬこと。(出典:デジタル大辞泉)
・結尾(けつび)
意味:おわり。むすび。結末。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・末方(すえかた)
意味:生涯の終わりのころ。晩年。(出典:精選版 日本国語大辞典)