素数
「素数を求める」などのように使う「素数」という言葉。
「素数」は、音読みで「そすう」と読みます。
「素数」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「素数」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
素数の意味
「素数」には次の意味があります。
・1より大きい整数のうち,1とそれ自身以外に約数をもたないもの。たとえば2,3,5,7,11など。素数は無限に多く存在する。(出典:百科事典マイペディア)
すなわち、ある数が1とそれ自身の数以外の数の倍数であった場合、その数は素数ではないということになります。
また、素数に1は含まれません。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・素数を小さい方から順々にかいて1万個目までいったほうが全然早い。
(出典:小川洋子,藤原正彦『世にも美しい数学入門』)
・素数のことなんかを考えていたら、かえってこよみは緊張してしまう。
(出典:桜坂洋『よくわかる現代魔法 第1巻』)
・実はフェルマーはこのFnはnが何であっても全部素数と予想したんです。
(出典:小川洋子,藤原正彦『世にも美しい数学入門』)
・十個の素数が送られると、より大きな数字がひとつ送られた。
(出典:野尻抱介『太陽の簒奪者 (ハヤカワ文庫)』)
・これは二〇〇三年十二月の段階での最大の素数です。
(出典:小川洋子,藤原正彦『世にも美しい数学入門』)
類語
・倍数(ばいすう)
意味:ある整数の何倍かの数。整数aが整数bで割りきれるとき、aはbの倍数であるという。(出典:デジタル大辞泉)
・小数(しょうすう)
意味:1より小さい正の実数。(出典:デジタル大辞泉)
・奇数(きすう)
意味:二で割りきれない整数。nを整数とする時 2n+1 で表わされる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・偶数(ぐうすう)
意味:2で割り切れる整数。一般形2n(nは整数)。(出典:百科事典マイペディア)
・有理数(ゆうりすう)
意味:実数のうち、2個の整数の比によって表される数。無理数以外の実数。(出典:デジタル大辞泉)