純情
「あの男性は純情な人なんだ」などのように使う「純情」という言葉。
「純情」は、音読みで「じゅんじょう」と読みます。
「純情」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「純情」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
純情の意味
「純情」には次の意味があります。
・純真でまじりけのない心。すなおできれいな心。また、そのような心を持っているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「純情」をわかりやすく言うと「素直で汚れのない心を持っていること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いくら純情でも、男の私に声をかけられて顔を赤らめるはずがなかった。
(出典:山田正紀『氷河民族(流氷民族)』)
・まさか私の気持ちを全部分かっていて、わざと純情ぶっているのだろうか。
(出典:山本文緒『きっと君は泣く』)
・ただの純情な恋人同士のように話に夢中になっているわけではない。
(出典:筒井康隆『(「七瀬」三部作 3) エディプスの恋人』)
・彼女はまだ男というものを知らず、信心深く、美しい純情さに満ちていた。
(出典:ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 上巻』)
・僕のような純情ピュアガールだと、思わず恋に落ちてしまうかもしれない。
(出典:平坂読『ホーンテッド! 2』)
類語
・ナイーブ
意味:飾りけがなく、素直であるさま。また、純粋で傷つきやすいさま。単純で未熟なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・純真(じゅんしん)
意味:心にけがれのないこと。邪心がなく清らかなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・清楚(せいそ)
意味:飾りけがなく、清らかなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・プラトニック
意味:純粋に精神的であるさま。特に恋愛についていう。(出典:デジタル大辞泉)
・清純(せいじゅん)
意味:清らかでまじりけのないこと。けがれがなく純真であること。また、そのさま。純潔。(出典:精選版 日本国語大辞典)