納車
「納車日」などのように使う「納車」という言葉。
「納車」は、音読みで「のうしゃ」と読みます。
「納車」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「納車」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
納車の意味
「納車」には次の意味があります。
・自動車、自転車などを購入先へ納めること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
購入した時だけでなく、修理や車検が終わった車等を依頼者に届けるときにも使用します。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・普通にディーラーへオーダーしたとしても納車までには一年近くかかる。
(出典:田中康夫『昔みたい』)
・昨日の夜、納車したばかりだ。
(出典:浜崎達也『絶対少年 ~神隠しの秋~穴森 携帯版小説 第1-6章』)
・「一時に販売店の人が来て、車を納車してくれるから、それまでに家に来てちょうだい」 携帯電話に連絡があったのは、昨夜のことだった。
(出典:楡周平『フェイク』)
・日頃、小言ばかり言われている彼は、聞こえないふりで納車書を仕上げながら腹の中で笑った。
(出典:原田宗典『人の短篇集』)
・今日に間に合うよう、納車を急がせたのだそうだ。
(出典:矢作俊彦『夏のエンジン』)
・たとえば、翌日に納車予定の車は、前日に洗車、ワックスがけなどの準備が行われる。
(出典:稲泉連『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』)
・健ちゃんに気づかれない間に、めでたく私のジープは、六月の二十六日に納車と決まりました。
(出典:安部譲二『賞ナシ罰アリ猫もいる』)
・納車されてからずっと忙しくて乗ることのできなかったこのクルマは、ランボルギーニというブランドは名ばかりで、中身を作っているのはアウディというしろものだ。
(出典:松岡圭祐『千里眼 The Start』)