納戸
「納戸に仕舞っておいて」などのように使う「納戸」という言葉。
「納戸」は、音読みで「なんど」と読みます。
「納戸」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「納戸」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
納戸の意味
「納戸」には次の意味があります。
・ 衣服・調度品などを収納する部屋。(出典:デジタル大辞泉)
「納戸」をわかりやすく言うと、物置部屋です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼の自宅へいくと、納戸のなかにアメリカの雑誌が山のようにあった。
(出典:片岡義男『物のかたちのバラッド』)
・女中部屋は納戸と同じ大きさですから、これで家の長さがわかります。
(出典:C・S・ルイス/瀬田貞二訳『(ナルニア国物語6) 魔術師のおい』)
・納戸にしまってある昔の絵を、いつかまた見せてほしいとも云った。
(出典:綾辻行人『人形館の殺人』)
・家の奥に隠され忘れ去られた、今はもう使われていない納戸のような場所。
(出典:小野不由美『屍鬼(下)』)
・坪井君はなお気味悪くなり、布に包み箱に納めて納戸に隠してしまった。
(出典:豊島与志雄『怪異に嫌わる』)
類語
・押入れ(おしいれ)
意味:家屋内の、ふすまなどで仕切り、寝具・道具などを入れておく所。(出典:デジタル大辞泉)
・物置(ものおき)
意味:当面必要としない器具などを入れておく場所。(出典:デジタル大辞泉)
・倉庫(そうこ)
意味:貨物・物品などの貯蔵・保管をするための建物。(出典:デジタル大辞泉)
・床下収納庫(ゆかしたしゅうのうこ)
意味:床下につくられた、物を収蔵するための場所。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・納屋(なや)
意味:屋外に建てられた物を納めておく小屋。(出典:デジタル大辞泉)