紅葉
「紅葉が綺麗」などのように使う「紅葉」という言葉。
「紅葉」は、音読みで「こうよう」と読みます。
「紅葉」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「紅葉」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
紅葉の意味
「紅葉」には次の意味があります。
・秋になって葉が紅色に変わること。また、その葉。(出典:デジタル大辞泉)
日本では秋にしか見ることができない風物詩です。
たくさんの日を浴びることで赤くなる原因のアントシアニン量が増えて、葉っぱの色が段々と色鮮やかになっていきます。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・紅葉が美しいと案内書にあったので、眺めてみたいという気もあった。
(出典:佐藤さとる『コロボックル物語シリーズ 5 ちいさな国のつづきの話』)
・それでもし歳三の中に黄色の紅葉柄の羽織を着た歳三を見たらどうする?
(出典:千秋寺亰介『怨霊記 1 四国結界篇』)
・実際この樹の紅葉は見事なもので、これを見ると我庭にも一本欲しいと思う。
(出典:牧野富太郎『植物一日一題』)
・すなわちそれが右二十四年の秋も半ばを過ぎた紅葉の時節であった。
(出典:牧野富太郎『牧野富太郎自叙伝』)
・遠い山は西日を受けると、峰から紅葉して来ているのがはっきり分った。
(出典:川端康成『雪国』)
・人はよく伊香保の紅葉といふが、紅葉は何と云つても感じが乾いてゐる。
(出典:若山牧水『樹木とその葉』)
・この楓は見事な枝ぶりで、秋になれば燃えるような紅葉になるに違いない。
(出典:姉小路祐『風水京都・竹の殺人』)
・それらの中には赤や黄に紅葉している葉もありました。
(出典:吉田知子『無明長夜』)