精力
「精力を注ぐ」などのように使う「精力」という言葉。
「精力」は、音読みで「せいりょく」と読みます。
「精力」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「精力」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
精力の意味
「精力」には次の意味があります。
・精神や肉体の活動する力。仕事を成し遂げていく元気。(出典:デジタル大辞泉)
力強い活力のことを指します。
「精力的」という使い方も多く、「精力的」は「活動する力にあふれていること」を意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それがどんなものになるのか分らないがとにかく一つの精力となって残る。
(出典:高浜虚子『俳句への道』)
・今回の仕事はそれほど精力を費すものではない、と師に保証した手前ね。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 6 竜の太鼓』)
・彼女たちは旅に出る前に、全精力の半分は使い果してしまうのであろう。
(出典:向田邦子『無名仮名人名簿』)
・だから彼は絶対に疲れると云うことを知らずに、実に精力絶倫であった。
(出典:三上於菟吉『黄色な顔』)
・これは生命だから、これを食べると、自分の身体に精力がつくのだという。
(出典:ストーカー/平井呈一訳『吸血鬼ドラキュラ』)
類語
・精神(せいしん)
意味:人間のこころ。また、その知的な働き。(出典:デジタル大辞泉)
・タフネス
意味:頑丈で、粘り強いこと。タフなこと。疲れ知らず。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・スタミナ
意味:肉体的な耐久力。精力。体力。持久力。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・根気(こんき)
意味:ものごとを飽きずに我慢づよく続ける気力。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・血気(けっき)
意味:向こう見ずで盛んな意気。客気。血の気。(出典:デジタル大辞泉)