米寿
「祖父が米寿を迎える」などのように使う「米寿」という言葉。
「米寿」は、音読みで「べいじゅ」と読みます。
「米寿」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「米寿」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
米寿の意味
「米寿」には次の意味があります。
・ 八八歳。また、八八歳になった祝い。
(出典:日本国語大辞典)
「米」の字を分解すると八十八となるところから、八十八歳を「米寿」と言います。
「米寿」の祝いの色は金茶です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・何んでも隠居している大旦那の米寿の祝いということである。
(出典:宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 さんだらぼっち』)
・米寿を越えたご年齢だから、一時は駄目かと思われた。
(出典:服部真澄『清談 佛々堂先生』)
・八十八歳まで競馬をやるつもりですから米寿は祝ってもらいます。
(出典:山口瞳『還暦老人ボケ日記』)
・升掻は米寿を迎えた老人が升に盛った穀物を竹の棒でならす行事である。
(出典:宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 さんだらぼっち』)
・それは米寿以上の老人の生存と、彼の遠い日の純愛にかけるかすかな希望の灯である。
(出典:森村誠一『新・人間の証明(上)』)
類語
・還暦(かんれき)
意味:数え年61歳の称。(出典:日本国語大辞典)
・志学(しがく)
意味:15歳のこと。学問に志すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・古希(こき)
意味:70歳のこと。また、その祝い。(出典:デジタル大辞泉)
・喜寿(きじゅ)
意味:77歳のこと。また、その祝い。喜の字の祝い。(出典:デジタル大辞泉)
・白寿(はくじゅ)
意味:99歳のこと。また、その祝い。(出典:デジタル大辞泉)