立春
「今日は立春」などのように使う「立春」という言葉。
「立春」は、音読みで「りっしゅん」と読みます。
「立春」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「立春」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
立春の意味
「立春」には次の意味があります。
・二十四節気の一つ。立春を迎えて太陰太陽暦の新年が明け,春の季節が始るとした。
(出典:ブリタニカ国際大百科事典 )
「立春」をわかりやすく言うと「暦の上で春が始まる日」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・普通、ここらの梅は立春から二十七、八日目ぐらいが見頃といわれている。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 17 雨月』)
・みなさん、今年はもう駄目だが、来年の立春にお試しになってはいかが。
(出典:中谷宇吉郎『立春の卵』)
・立春を迎えたとはいえ、町は冬のまっ最中だ。
(出典:阿刀田高『仮面の女』)
・立春のめでたい日に誕生した故、千度も幸せな春を迎えるようにと願って千春、とつけた。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 23 源太郎の初恋』)
・昨日が節分だったから、理屈の上では今日が立春ということになる。
(出典:樋口有介『初恋よ、さよならのキスをしよう』)
類語
・節分(せつぶん)
意味:季節の変わり目。四季それぞれの季節の分かれる日。立春、立夏、立秋、立冬の前日をさす。(出典:日本国語大辞典)
・春季(しゅんき)
意味:春の季節。(出典:日本国語大辞典)
・陽春(ようしゅん)
意味:陽気の満ちた暖かな時節。(出典:日本国語大辞典)
・春分(しゅんぶん)
意味:春の彼岸の中日で新暦の三月二一日頃にあたり、昼夜はほぼ同時間。(出典:日本国語大辞典)
・初春(しょしゅん)
意味:春のはじめ。(出典:日本国語大辞典)