突如
「突如ひらめいた」などのように使う「突如」という言葉。
「突如」は、音読みで「とつじょ」と読みます。
「突如」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「突如」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
突如の意味
「突如」には次の意味があります。
・何の前触れもなく物事が起こるさま。だしぬけであるさま。(出典:デジタル大辞泉)
「突如」という言葉をわかりやすく言うと、「いきなり、唐突に」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・と、その時、突如として私たちは死がすぐそばにあることに気がついた。
(出典:バローズ『地底世界ペルシダー』)
・ちょうどその時、突如として熊が森の中から現われてくるのを見つけた。
(出典:デフォー/佐山栄太郎訳『ロビンソン・クルーソー』)
・突如として私はもりもりと力が湧き上がってくるような気持ちになった。
(出典:イネス/池央耿訳『怒りの山』)
・自然の中に突如として現れた基地は、群馬ヘリポートという施設だった。
(出典:乾くるみ『リピート』)
・私の父は、あまりにも突如として禁酒した結果、病気で倒れてしまった。
(出典:ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(上)』)
類語
・ひょっこり
意味:思いがけなくそのことが起きるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・打ち付け(うちつけ)
意味:物事が急に進むさま。また、急に行動をしたりするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・突然(とつぜん)
意味:期しないことが急に起こるさま。だしぬけであるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不意(ふい)
意味:思いがけないこと。突然であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・にわか
意味:物事が急に起こるさま。突然。(出典:デジタル大辞泉)