種子
「種子植物」などのように使う「種子」という言葉。
「種子」は、音読みで「しゅし」と読みます。
「種子」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「種子」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
種子の意味
「種子」には次の意味があります。
・種子植物で、受精した胚珠が成熟して休眠状態になったもの。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと「植物のたね」のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そのような土にもいろいろな植物の種子がうまっているであろう。
(出典:長野敬,鈴木善次『パズル・生物入門』)
・種子が何かの理由で運ばれて、偶然に隙間の土の上に落ち、発芽していた。
(出典:時雨沢恵一『キノの旅 第5巻』)
・植物が空に投げ上げる種子の数が、だんだん多くなってきている。
(出典:星新一『宇宙の声』)
・夫人は土のなかに手を入れて、草の根や種子をまさぐることが好きだった。
(出典:パール・バック/大久保康雄訳『大地(3部)』)
・弱いけものは早く走ることを覚え、草は遠くへ種子をとばすすべを得る。
(出典:半村良『産霊山秘録』)
類語
・種物(たねもの)
意味:栽培用の野菜・草花の種。(出典:デジタル大辞泉)
・内果皮(ないかひ)
意味:果実の内部の種子を直接包んでいる部分。(出典:デジタル大辞泉)
・胞子(ほうし)
意味:シダ植物・コケ植物・藻類・菌類などに形成され、単独で新個体となりうる細胞。(出典:デジタル大辞泉)
・芽胞(がほう)
意味:一部の細菌が、増殖に適さない環境になったときに形成する、耐久性の高い特殊な細胞構造。(出典:デジタル大辞泉)
・才能(さいのう)
意味:物事を巧みになしうる生まれつきの能力。(出典:デジタル大辞泉)