示威
「示威運動を行う」などのように使う「示威」という言葉。
「示威」は、音読みで「じい」と読みます。
「示威」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「示威」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
示威の意味
「示威」には次の意味があります。
・威力や気勢を他に示すこと。デモンストレーション。(出典:デジタル大辞泉)
「示威」という言葉を分かりやすく言うと、「意思や主張を周囲に示す行為」であると言えます。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そういう行為すらが裁判官への示威になりかねぬと惶れたのであったろう。
(出典:松下竜一『砦に拠る』)
・それこそ、尊氏が示威と宣言以外のものではあるまいことを、である。
(出典:吉川英治『私本太平記』)
・それでもトンテンと音がしているのは示威部隊の修繕をしてくれているからだ。彼らもみんなサービス休出である。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 2』)
・初めは恐らく自分に日本の発達した警察網の活動ぶりを示威するつもりであったのだろう。
(出典:宮本百合子『刻々』)
・加恵はそれが於継の示威であることに気がつかないわけにはいかない。
(出典:有吉佐和子『華岡青洲の妻』)
類語
・誇示(こじ)
意味:誇らしげに示すこと。得意になって見せること。(出典:デジタル大辞泉)
・デモンストレーション
意味:抗議や要求の主張を掲げて集会や行進を行い、団結の威力を示すこと。示威運動。デモ。(出典:デジタル大辞泉)
・これ見よがし(これみよがし)
意味:得意になって人に見せびらかしたり当てつけがましくしたりするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・ひけらかす
意味: 得意そうに見せる。見せびらかす。自慢する。(出典:デジタル大辞泉)
・はったり
意味:相手を威圧するために、大げさな言動をしたり強気な態度をとったりすること。また、その言動。(出典:デジタル大辞泉)