確実
「確実に決める」などのように使う「確実」という言葉。
「確実」は、音読みで「かくじつ」と読みます。
「確実」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「確実」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
確実の意味
「確実」には次の意味があります。
・たしかで、まちがいのないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
可能性が100%のものに対して使う言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どの方法も確実性と絶対不発見性とを具有しているものはなかった。
(出典:甲賀三郎『蜘蛛』)
・これは極めて不確実であるけれども、全くあり得ないことではなかった。
(出典:三上義夫『文化史上より見たる日本の数学』)
・それでこれらもすべて現在の確実な事実としての名だけを採る事にする。
(出典:寺田寅彦『火山の名について』)
・もっともその恐怖は、死んだ敵を恐れての結果でないことは確実である。
(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 1 金星の海賊』)
・するとだね、女は確実に被害者だが、運転手の方は加害者と言えるかな。
(出典:梅崎春生『狂い凧』)
類語
・きっぱり
意味:態度をはっきりと決めるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・着実(ちゃくじつ)
意味:落ち着いて、確実に物事を行うこと。あぶなげなく手堅いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・確固(かっこ)
意味:しっかりして動かないさま。確かなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・明らか(あきらか)
意味:はっきりとしていて疑う余地のないさま。明白なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・確定(かくてい)
意味:はっきりと定まること。また、定めること。(出典:デジタル大辞典)