破砕
「鉱石を破砕する」などのように使う「破砕」という言葉。
「破砕」は、音読みで「はさい」と読みます。
「破砕」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「破砕」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
破砕の意味
「破砕」には次の意味があります。
・粉々に砕けること。また、粉々に砕くこと。(出典:デジタル大辞泉)
「鉱石を破砕する」は「鉱石を粉々に砕く」と言い換えることができます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・破砕部に触れずに通り抜けるのは、さほど困難なことではないと思えた。
(出典:福井晴敏『機動戦士ガンダムUC(全10巻) 機動戦士ガンダムUC 2 ユニコーンの日(下)』)
・私の恋人は破砕器へ石を入れることを仕事にしていました。
(出典:葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』)
・若干の命中弾のあったことは確かだが、目標を破砕したということは出来ない。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(三)』)
・破砕された出土鏡の復元図が巧みだったのも製図工だったからである。
(出典:松本清張『過ぎゆく日暦』)
・頭蓋骨が少し破砕されたのであるが、別にさし迫った危険もなかった。
(出典:ポー/佐々木直次郎訳『アッシャー家の崩壊』)
類語
・破壊(はかい)
意味:建造物・器物・秩序・組織などをこわすこと。また、それらがこわれること。(出典:デジタル大辞泉)
・破損(はそん)
意味:壊れたり、傷ついたりすること。また、壊したり、傷つけたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・損壊(そんかい)
意味:こわれること。また、こわすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・全壊(ぜんかい)
意味:災害などで建物などがもとの形がわからないほどすっかりこわれること。(出典:デジタル大辞泉)
・壊滅(かいめつ)
意味:すっかりだめになってしまうこと。組織などが総崩れになること。(出典:デジタル大辞泉)