破損
「器物破損」などのように使う「破損」という言葉。
「破損」は、音読みで「はそん」と読みます。
「破損」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「破損」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
破損の意味
「破損」には次の意味があります。
・ 壊れたり、傷ついたりすること。また、壊したり、傷つけたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
物に対して使われることが多く、壊れたり・壊したりすることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・破損して用をなさぬと聞いていたが、これで見ると役に立つかも知れぬ。
(出典:石川欣一『可愛い山』)
・雪に覆われていても、かなり破損していることがはっきりと見て取れる。
(出典:皆川ゆか『機動戦士ガンダム外伝 戦慄のブルー』)
・船は修繕不可能なほど破損し、彼は入院する羽目になってしまったのだ。
(出典:山田風太郎『明治波濤歌(下) 山田風太郎明治小説全集 10』)
・彼は部屋中に並ぶ大量の破損ディスクを見て、複雑な表情を作りました。
(出典:時雨沢恵一『キノの旅 「記憶の国」』)
・しかし、こんなことはみな、ひどく破損しているということではない。
(出典:ポー・エドガー・アラン『アッシャー家の崩壊』)
類語
・壊れる(こわれる)
意味:物が砕けたり、破れたりする。(出典:デジタル大辞泉)
・破壊(はかい)
意味:建造物・器物・秩序・組織などをこわすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・損壊(そんかい)
意味:こわれること。(出典:デジタル大辞泉)
・砕ける(くだける)
意味:固い物やかたまりになっている物が、衝撃などで小さくばらばらになる。(出典:デジタル大辞泉)
・打ち砕ける(うちくだける)
意味: 物に当たったり、打たれたりして細かく壊れる。(出典:精選版 日本国語大辞典)