真性
「真性変態」などのように使う「真性」という言葉。
「真性」は、音読みで「しんせい」と読みます。
「真性」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「真性」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
真性の意味
「真性」には次の意味があります。
・生まれながらの性質。天性。(出典:デジタル大辞泉)
「真性」を分かりやすく言うと、「生まれついてもった気質や特徴」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・だから真性ホモ以外は、彼らは性的な関わりだけでも女と接していける。
(出典:小池真理子『二人で夜どおしおしゃべり』)
・当然、彼等の特権は一切認めず、真性の百姓でない者の追い立てにかかった。
(出典:隆慶一郎『一夢庵風流記』)
・関永が、真性の変わり者と諦めた表情で言ったのをリンは思い浮かべた。
(出典:ヒキタクニオ『ベリィ・タルト』)
・文献学主義の観念論はその大部分が真性日本ファシズム思想に帰着する。
(出典:戸坂潤『日本イデオロギー論』)
・つまり俺は真性の馬鹿だということらしい。
(出典:海原育人『ドラゴンキラーいっぱいあります (shift-JIS)』)
類語
・本物(ほんもの)
意味:にせものや作りものでない、本当のもの。また、本当のこと。(出典:デジタル大辞泉)
・気象(きしょう)
意味:生まれつきの性質。気質(出典:デジタル大辞泉)
・地金(じがね)
意味:生まれつきの性質。本性。主として悪い意味で使う。(出典:デジタル大辞泉)
・性分(しょうぶん)
意味:人の、生まれついての性質。うまれつき。また、物事のもともとの性質。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・天分(てんぶん)
意味:生まれつきの才能、資質。(出典:精選版 日本国語大辞典)