相互
「相互フォロー」などのように使う「相互」という言葉。
「相互」は、音読みで「そうご」と読みます。
「相互」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「相互」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
相互の意味
「相互」には次の意味があります。
・一つの物事に関係する両方の立場。また、その両方が同じことをしあうこと。(出典:デジタル大辞泉)
お互いが同じ様な状態、また同じ様なことをし合うことを表したりします。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そうしてこそ、はじめて東西文明の相互理解が可能になると思うのです。
(出典:石田英一郎『日本文化論』)
・私は恋愛というものについて、その相互性というものをあまり信じない。
(出典:中野好夫/安野光雅編『悪人礼賛 ―中野好夫エッセイ集』)
・二人が全然相互に理解するというようなことはまあまあないことだと思う。
(出典:伊藤野枝『出奔』)
・すなわち生物学と人類学と社会学とのこの三新科学の相互の関係です。
(出典:大杉栄『獄中消息』)
・夫が持っている行動の自由は妻にとっても「相互的」であるべきなのだ!
(出典:サンド/篠沢秀夫訳『愛の妖精』)
類語
・双方(そうほう)
意味:関係するものの両方。あちらとこちら。(出典:デジタル大辞泉)
・各々(おのおの)
意味:ひとりひとり。めいめい。各自。(出典:大辞林 第三版)
・持ちつ持たれつ(もちつもたれつ)
意味:互いに助け合うさま。(出典:デジタル大辞泉)
・互助(ごじょ)
意味:互いに助け合うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・両々(りょうりょう)
意味:あれとこれと双方。二つとも。(出典:大辞林 第三版)