直感
「自分の直感を信じる」などのように使う「直感」という言葉。
「直感」は、音読みで「ちょっかん」と読みます。
「直感」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「直感」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
直感の意味
「直感」には次の意味があります。
・推理・考察などによるのでなく、感覚によって物事をとらえること。(出典:デジタル大辞泉)
「直感」という言葉をわかりやすく言うと、「感覚的に瞬時に感じること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼はこの女性を見たときの最初の直感が正しいものであったと知った。
(出典:山田風太郎『明治波濤歌(上) 山田風太郎明治小説全集 9』)
・彼を無罪なりとする自分の本能的直感を捨てきれなかったこともあろう。
(出典:ストレイチー・リットン『エリザベスとエセックス』)
・そこまでしてなお会えぬのならば生涯無理だろうと直感的に理解していた。
(出典:冲方丁『天地明察』)
・香澄の反応を見て、真由美は自分の直感が当たっていたことを確信した。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編』)
・そしてその室には少なくとも一人以上の人の気配のあることが直感として来た。
(出典:小林多喜二『党生活者』)
類語
・実感(じっかん)
意味:実際に事物・情景に接したときに得られる感じ。(出典:デジタル大辞泉)
・感得(かんとく)
意味:奥深い道徳や真理などを感じ悟ること。(出典:デジタル大辞泉)
・感受(かんじゅ)
意味:印象などを感じて心に受けとめること。(出典:デジタル大辞泉)
・感知(かんち)
意味:感じとること。気づくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・直覚(ちょっかく)
意味:推理や考察によらずに瞬間的に物事の本質をさとること。(出典:デジタル大辞泉)