盗作
「盗作疑惑」などのように使う「盗作」という言葉。
「盗作」は、音読みで「とうさく」と読みます。
「盗作」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「盗作」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
盗作の意味
「盗作」には次の意味があります。
・他人の作品の全部または一部を、そのまま自分のものとして無断で使うこと。また、その作品。剽窃(ひょうせつ)。(出典:デジタル大辞泉)
「盗作」と「剽窃」には明確な区別はありません。
同じ意味の「パクり」は俗語になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして、その盗作者こそ殺人犯だと告げたわけだよ。
(出典:霞流一 『フォックスの死劇』)
・ケータイ小説の盗作騒動を解決するために出版社に乗り込んだりな。
(出典:伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第4巻』)
・場合によれば、盗作とまで言われなければならないおそれがあります。
(出典:斎藤栄 『ミステリーを書いてみませんか』)
・坂本九はそれを歌ってみて「盗作の曲のようだ」と感想をのべたそうだ。
(出典:星新一 『きまぐれ博物誌』)
・依然としてわたしは恥ずべき盗作行為をした張本人とされているのである。
(出典:鮎川哲也 『死者を笞打て』)
類語
・剽窃(ひょうせつ)
意味:他人の作品や論文を盗んで、自分のものとして発表すること。(出典:デジタル大辞泉)
・盗用(とうよう)
意味:他人の所有になるものを無断で使用すること。(出典:デジタル大辞泉)
・パクリ
意味:かすめとること。アイデアなどを盗用すること。(出典:デジタル大辞泉)
・イミテーション
意味:模造品。まがいもの。にせもの。(出典:デジタル大辞泉)
・贋作(がんさく)
意味:小説、絵画、工芸品などのにせもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)