登板
「試合に登板する」などのように使う「登板」という言葉。
「登板」は、音読みで「とうばん」と読みます。
「登板」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「登板」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
登板の意味
「登板」には次の意味があります。
・野球で、投手がマウンドに立つこと。投手として出場すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「登板」は野球用語で「投手として試合に出ること」を意味する言葉ですが、転じて、野球に限らず「ある役割の担当者として登場すること」という意味でも使います。
小説などでのの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どうして試合に登板しないんですか?
(出典:馳星周『夜光虫』)
・佐々木と長谷川の両投手の登板も予想されるとあって、日本人の姿も目についた。
(出典:吉村達也『ワンナイトミステリー6 「シアトルの魔神」殺人事件』)
・しかし彼は最後まで一度も登板させてもらえなかった。
(出典:海老沢泰久『帰郷』)
・明後日、あの桐生って投手が登板する予定になってる。
(出典:馳星周『夜光虫』)
・初登板の前夜に、もう一つの登板があったわけでありますね。
(出典:山際淳司『ナックルボールを風に』)
類語
・上がる(あがる)
意味:そのものの全体または部分の位置が低い所から高い方へ動く。(出典:デジタル大辞泉)
・登壇(とうだん)
意味:壇にのぼること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・立つ(たつ)
意味:重要な役目・地位につく。(出典:デジタル大辞泉)
・登場(とうじょう)
意味:劇の舞台や、戯曲・小説などに人物が現われること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・出場(しゅつじょう)
意味:その場所に出ること。ある場所へ出て行くこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)