痛烈
「痛烈に批判する」などのように使う「痛烈」という言葉。
「痛烈」は、音読みで「痛烈」と読みます。
「痛烈」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「痛烈」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
痛烈の意味
「痛烈」には次の意味があります。
・刺激やはたらきかけが非常にはげしいさま。てきびしいさま。(出典:)
「痛烈」をわかりやすく言うと「とても激しいこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それとも、もっと違うレベルでの痛烈な皮肉のつもりだったのだろうか。
(出典:綾辻行人『十角館の殺人』)
・彼らは何事も痛烈に非難し、何事についてもひどいことを言っていた。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・痛烈な体験をした人の書いたものには、胸に迫るものがあったからだ。
(出典:高木俊朗『抗 命 インパールII』)
・彼はこの時ほど痛烈に少年のころを思いだしたことはない。
(出典:坂口安吾『現代忍術伝』)
・市内にひらひらと舞い落ちるビラは、それよりさらに痛烈な内容だった。
(出典:E・E・スミス『レンズマン・シリーズ(全7巻) 7 渦動破壊者』)
類語
・辛辣(しんらつ)
意味:非常に手きびしいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・シビア
意味:非常に厳しいさま。過酷なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・強烈(きょうれつ)
意味:力・作用・刺激が強く激しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・どぎつい
意味:色どりや人の言動などが強烈すぎて、不快感を与えるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・桁違い(けたちがい)
意味:価値や規模などが、他と比較にならないこと。また、そのさま。桁はずれ。(出典:デジタル大辞泉)